2007年9月23日 (日)

虹にまつわる話

あの子たちは、それをみつけることができたのだろうか? 

それとも、いまもまだ、Bniji5_2 それをさがしているのだろうか?

夕方、運転中、雨あがりの空に虹をみた。

四万十川のむこう岸から、こちら岸の山のむこうにかかる大きな虹だ。

おかみさん市のおかみさんから聞いた話をおもいだした。

おかみさんが少女の頃の思い出話。

夏、小学校の友だちといっしょに沈下橋のたもとで泳いでいた。

夕立ちがきたので、皆、家に帰ることにした。

沈下橋を渡ったところで雨がやんだ。

ふりかえると、むこう岸の橋のたもとから、こちら岸の遠い山にかけて大きな虹がかかっていた。

みなで夕空をあおぎみた。

「みんな、あの虹をつかみにいこう」

だれかがそう叫んだ。

沈下橋のむこうへいったら虹をつかむことができる。

だれもがそう思った。

みなで沈下橋を駆けた。

(野菜集荷人 斉藤)

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